「債権書類管理クラウドサービス」の導入で債権書類管理業務を効率化
株式会社 鳥取銀行様 導入事例
お客さま情報
本社所在地:鳥取県鳥取市永楽温泉町171番地
会社設立:1949年10月1日
従業員数:649名
URL:https://www.tottoribank.co.jp/

鳥取銀行さまは、1949年に「鳥取県に地元の普通銀行を」との地域の熱い期待を担って創立されて以来、鳥取県に本店を構える唯一の地方銀行として、地域経済の発展とともに成長してきました。地域の皆さまの期待に応えるべく、お客さまの笑顔と信頼を大切にし、真のサービスを提供する努力を続けておられます。
鳥取銀行さまには当社が提案した「債権書類管理クラウドサービス」を導入いただきました。本事例ではシステム導入にあたりご担当いただいた、事務統括部の盛田さま、平松さまにシステムを導入いただく前の課題や、導入効果についてお話を伺いました。

盛田 様 平松 様
導入の課題
電子契約システムと債権書類管理システムをシームレスにデータ連携したい
当行はDXの一環としてペーパーレスを進めています。
融資時に、お客さまが手続きのために来店いただく負担や、捺印の負担を軽減するために、消費者ローンについては印鑑レス、ペーパーレスのためにWeb上での電子契約手続き「Web完結契約」というものを導入しており、この「Web完結契約」によりお客さまは銀行店舗に来店しなくてもWeb上の手続きで融資契約が済むというものです。
これまで、契約完了後の債権データは他社の「債権書類管理システム」で管理していたのですが、「Web完結契約」のデータは直接取り込めず、契約書を紙で出力・印刷したものをPDF化し「債権書類管理システム」に取り込んでおり、かなりの手間がかかっていました。
全体の契約のうち4割程度が電子契約で、データ取り込み作業を行っていましたが、2023年10月から消費者ローンに加え、事業性融資の手続きも電子契約に切り替えることとなり、今後は契約対象範囲の拡大に伴いデータ取り込み作業が増加するため、これまで以上に行員へ負荷が掛かってしまうという課題がありました。
このような背景・課題から、データ連携をシームレスに実施することを視野に入れ、「債権書類管理システム」の更改を検討することになりました。

導入効果
電子契約のデータの取り込み業務を4割削減
電子契約データが「債権書類管理クラウドサービス」に自動で取り込まれるようになり、負担の大きかった「PDFを印刷して、集中センターに郵送する」という作業が消費者ローン契約ではなくなり、融資の集中実行を実施する部署の負担が大幅に軽減されました。
また、集中センター側に関しても受領する書類が減り、全体として4割程度の業務削減ができています。
今後は本業務の対象になる契約件数を増やしていく予定なので、さらに効果が発揮されると考えています。

本部側で店舗全体の状況を把握できるようになった
各営業店の契約数はもちろん、本部側からは全店の状況も一目で確認できるため、全体として処理を行う予定の件数、それぞれの状況の把握が即座にできるようになりました。リアルタイムで処理の滞留状況も分かるので、必要に応じて営業店の担当者をフォローすることも可能になりました。

採用に至ったポイント
クラウドベースのシステム提供で多くのメリットがあった
システムをクラウドサービスで提供いただいたことで、低コストでのシステム導入が可能になったところが大きなポイントでした。コスト以外の点でも、サーバー設置場所の検討が不要だったこと、クラウドサービスのため保守作業がリモートでも対応可能という点がオンプレミス型と比較してメリットだと感じました。
そのほか、「オンプレミス版で50以上の金融機関で利用されている、国内トップシェアの信頼性」「電子契約システムとの連携実績」の2点を強みとして持っている点も後押しとなり、採用を決定しました。
システムイメージ

- 本事例中に記載の内容は掲載当時のものであり、変更されている可能性があります。
- 本文は特定のお客さまでの事例であり、全てのお客さまについて同様の効果が得られるわけではありません。